2015年11月22日日曜日

悩みながらの搬出


11月15日&17日、軽架線による搬出を二日間進めて一通り出し終わることができました。

鈴木さんのトラックは橙色。どこにいても目立つ。
15日はメンバー・鈴木さんのお仲間・・・同級生や株式会社Dream少年の不破社長や中京大の学生さんなど、多彩なメンバーでの作業。17日は唐澤家3名での搬出でした。いろんなの方の手が加わって山が良くなっていきます。

Before写真。まだ林内にごろごろ転がってます。
軽架線で搬出中。効率は落ちるけど最低3人いればなんとかなる。

After写真。きれいになったでしょ?

どのサイズまで搬出するかはいつも悩みながら作業しています。山主が汗を流して何十年も育ててきた命。気持ちとしては余すところなく出して薪としてでも活用したいですが、あまり細い材まで出そうとすると極端に効率が落ち、メンバーや山主に回せるお金が減ってしまう・・・ジレンマです。

とりあえず木の駅にも出せない細い材は、ごめんよと思いながら林内に残しています。いずれ土となり、残された木の糧となっておくれ。

(からさわ)

2015年11月3日火曜日

優良柱材が出ました!


ふるさとまつりでの展示

額田林業クラブでは毎年11月に行われるぬかたふるさと祭りに合わせて、会員から丸太の出材を募って柱材として製材し、一本ずつ品質を格付け・値付けして優良材の展示をするという企画を行っています。

現在間伐している現場は枝打ちもされており、それなりに太い材も間伐しているので経験も兼ねて出材してみることにしました。



9月下旬に柱材用に切りそろえた丸太9本を出材しました。うち1本は直径が足りないとのことで、8本が製材にかけられました。

10月中旬にモルダーがけ(電動かんな)の作業があるとのことなので手伝いにいきました。全体では100本ほどの材が出材されており、流石みなさん気合の入った材を出してきていました。うちは納期がぎりぎりで、間伐した中から規格にあう材をばばっと出しただけなので、もっとちゃんと選別して出せばよかったと後悔。。。

モルダーがけの様子。材がつるつるになって出てくる。
美しいヒノキの木目。香りも抜群!

肝心のうちから出した材はどんな様子かというと、節の出てしまった材(価値が下がってしまう)が多かったものの、一部は綺麗なものもあり期待できそうでした。
今回出材した材。結構良いのもありました。

そして11月1日のふるさとまつりにて格付け結果が展示されましたが、なんとうちから出した材で1本だけ四面ともにきれいなものがあり、2万円という今年トップの値付けをされていました!

一本2万円!
完全なビギナーズラックですが、決して私たちがスゴいわけではなく、何十年も前に丁寧に枝打ちをしてくれた山主の苦労があっての成果です。

現在の現場。間伐は大分進んでおり、まだまだ出せる材はたくさんあるのだ。
他の7本の材は2000円~9000円までバラバラでした。造材の仕方や枝打ちの有無で10倍も差が出るのかと大変勉強になりました。来年は良い材をもっとたくさん出せるよう経験を積もう。
(からさわ)