2016年5月12日木曜日

自分たちで製材をやってみた

額田木の駅と名古屋大学の協働プロジェクトという形で、木の駅材のチップ以外の利用法について可能性を探っています。里山樹働隊のメンバーで製材作業に参加してみました。


1回目は4月28日に新城市の愛知県森林・林業センターに運び込んだ材を挽きました。ここにはオープンラボという研究・調査の為の製材設備が一式揃っています。製材のオペレーターもつけてもらえるので、桟積みや材の整理を手伝いました。


この日は名大で建築を先行している学生さんも見えて、含水率や打音検査(ハンマーで木口を打ちつけ、反対側にどれくらい音が伝わるのかを調べる)を行っていました。


丸太は建築に使う予定の45mm、35mmの厚板と、組手什の材料となる18mmの板に加工されました。現在自然乾燥を行っているところです。製材をしてみるとトビ腐れや曲りが製品にどう影響してくるのかがよく分かり勉強になります。


5月5日と9日には、同じ額田地域で簡易製材機を使って製材しました。メンバーの鈴木さんが仕事でお付き合いのある方がたまたまうちから15分ほどの場所に別荘を持っており、その土地に生えていた木を自分たちで製材できるようにと数年前に購入したものだそうです。


レールの上に丸太を固定し、帯鋸が横に回転する台車をゆっくり押しながら進めていきます。もちろん作業効率は製材所に劣りますが、自分たちで製品に出来るというのは面白いです。曲がったりしないかと心配でしたが、思ったよりも綺麗にひけました。


こちらでは全て43mmの厚板に加工しました。組手什の原料になり、熊本の復興支援へ活用される予定です。


簡易製材機はいつ出も使える許可をいただいたので、角材や板材が必要でしたらぜひお申し付けください。

(からさわ)